2つのサイコロA、Bがあって、それぞれで1が出る確率を計測した。
結果は、A=0.15、B=0.18であった。
さて、この2つのサイコロのうち、1つを選ぶ。(サイコロの選び方に偏りはない)
事前確率
Q. 選んだサイコロを振ったときの1が出る確率はいくらだろうか。
まずサイコロを選ぶことだけ考えると、0.5の確率でAもBも選ばれる。もし、Aを選んで、振ったのなら、1が出る確率は、0.15になる。1以外は0.85の確率で出る。一方、Bを選んでいれば、1は0.18で出て、1以外が0.82で出る。
予めサイコロを選んでいることを考慮して、A、Bそれぞれのサイコロで1あるいはそれ以外の目が出る確率は以下のようになる。
- Aで1:0.075
- Aで1以外:0.425
- Bで1:0.09
- Bで1以外:0.41
よって、1が出る確率は、0.075+0.09=0.165となる。
このように何もしていないときに求める確率が、事前確率である。
A. 0.165
事後確率
Q. どちらかを振って1が出たとき、振ったサイコロがAである確率はいくらだろうか。
サイコロが2つしかない。だからといって、振ったサイコロがAである確率は0.5ではない。ある意味で正しいのだが、AよりもBの方が1を出しやすいサイコロなのを知っていて、振って出た目が1であることも知っているのだから、振ったサイコロがAである確率は、0.5よりも小さくなるはずだ。条件を知っているなら、すべて盛り込むのが確率だ。
それにもしサイコロXとYがあって、それぞれ1が出る確率が、X=1、Y=0であることを知っていたら、0.5なんてギャンブルをする必要があるだろうか。
ではどう考えるか。
1が出る事前確率は0.165であった。0.165のうち、0.075がAで、0.09がBだ。
165メートルのキュウリの中に、75メートルのダイアモンドと、90メートルのサファイアが入っていて、適当に1かじりしたとき、ダイアモンドを食べてしまう確率をもとめるのと同じだ。
もう1の目が出てるんだ。1以外の目がでたときのことなんて考えなくて良い。1が出た、それが事実で、それが全てだ。全てが0.165で、Aは0.075だ。
さあ、いくらだ。
A. 0.454545・・・

